贔屓が好き過ぎて涙する2作品(重症)・後編

 連休前半は梅芸メインホールで雪組全ツ。最終日は翌日仕事だから帰京しなきゃなのにチケット確保したからバウで昼夜銀二貫。本望です。むしろ変に我慢して見ずに帰京する方が連休明けつらいと知っているからこそのこの行動である。
 しかしバウ11:00開演というのはもれなく宿泊先9:00出発(流石に遅延が怖いので30分前到着で乗換案内先生に候補を出していただく)。いちじかんはん移動して2公演観た後に帰京でしんかんせんにじかんはん+αとか本気か?と思わないでもない。
 それでもバウに行く一択しかないわけです。


 あすくんがナウオンにご登場(あすおんすてーじ!とかはしゃいでました)ということでしっかりファーストランを見てから臨んだ銀二貫。なうおん両端ががおりさんあすくんって安定感すごい。更に専科お2人以外は90期以降って時代が流れてる感すごかったわー。
 だがしかし。ナウオンだけじゃわからないことばかりです。


 幕開け誰もいないのに舞台に描かれた光景がが既にうつくしい。そしてそこにみつるさん。もうダメ。はいしんだー、ってなるわ。(幕開いたばかりですよー)
 そしてそこに逃げるように歩いてくるがおりさん・みちるちゃん親子。みちるちゃんかっわいいなあ!!!がおりさんはもうなんですぐしんでしまうん?もったいない(原作既読・ドラマオンタイム視聴済みなのにこの発言)。
 前半がおりさん出番がこれ以降役としてはないのでバイトっぷりがひどい。そしてがおりさんもカリくんもバイト向いてない。そこしか見えなくなるよ(震え

 そしてれいこ鶴之輔きたー!ってかうつくしくて震えるけどじゅうだい、ぜ、ぜんはんにはみえ(げっふん)。だがしかしえりたんじゅうろくさいにも慣れた身なので2回目からは気にならず。雪の降る中を歌うれいこがひたすらうつくしい。お衣装がそれこそ若き日のに似てる気がしたけど実際どうなんでしょう。ここのシーンは本来なるはずだった姿ということで大小を腰に差してるのが少しせつない。
 ほんとーーーに、立ち姿がうつくしく、0番が似合いすぎる。歌もうまいしきゅうじゅうごきはなんなのまったく!細かく指摘すると気になる部分があったようにも思うのに見終わると立ち姿のうつくしさですべて吹き飛んでしまうような。あと松吉の不器用さ?まじめさ?がれいこに合ってた。バウ初主演にいい作品貰ったなというのはつくづく。あとやはり和物の雪組だと思うのでこれだけ似合ってこなせる若手路線スターがいるのはうれしい。

 そして旦那はん和助みつるさんの包容力とこんな旦那はんならしょうがないと周囲が何とかしたくなる感!!寒天問屋に転職したい。けど今の時代寒天問屋ってあるの?(そこ?)営業職したことないけど、みつるさんのためなら銀二貫どころじゃなく貯まるまで尽くすわ!
 番頭善次郎をのらりくらりとなだめすかしつつでもちゃんと彼の願いも忘れてなくてなんていい旦那はんなのか。ほんと寒天問屋に転職したい(2回目)。ただしみつるさんが経営してる問屋に限る。

 大阪の街。町民のみなさまが陽気に歌い踊ってはじまるわけだけど若手チェックに余念がない。あと格好良すぎな喜六カリくん。船頭より向いてる仕事があったと思うよ。その顔をいかしてっっ(元も子もない)。
 ここでお届けものと伏見の寒天場で修行を済ませた鶴之輔登場。お仕着せと継ぎのあたった股引が切ない。旦那はんが書状を受け取って鶴之輔の手のあかぎれを心配するけれど、彼の覚悟は決まっているというか父親のいきなさいという言葉を忠実にまもっているのです。ここで既に旦那はんは杖を使っていらっしゃって時の流れを感じます。

 井川屋。プロ丁稚あすくんがかわいくてかわいくてかわいくて下手しか見えない。鶴之輔が気になってわちゃわちゃしてる丁稚達がそれはそれはかわいくてかわいくて。なんだここ。天国か。そうか。稽古場では浴衣を短めに膝丈で着てらしたので生ふくらはぎを期待していたのですが丁稚さん水色の股引履いてた……がーん。なまあし……。前掛けじゃなくて、短いエプロンみたいなのしてるのもかわいいし、部分的に剃ってる丁稚さんの鬘もかわいい。意外とれいこも似合ってたw
 番頭さんの念仏(というか決まり文句)の歌。あすくんの歌声の無駄遣いかと思いきや可愛すぎて単なる実力大発揮だったわ。3人とも仔犬がわちゃわちゃしてる感じ。あと運動量すごい。そして歌もなにげにすごい。あんだけ動いてるのにぶれのない。梅吉のわかめの振りかわいい!わかめのお味噌汁苦手だけどあすくんがかわいから帰ったら作ろうってなるわ。鶴之輔の姿勢を前屈みにさせるために背から乗っかっちゃう愛すみれちゃんのお里が豪快。れいこが潰れるーとか頭を掠めはしましたが。亀吉もあほのことして色づけがはっきりててすごい。3人とも立ち位置変えるときもその合間合間に細かく色々入れてくるので目が離せない。
 鶴之輔にも井川屋のお仕着せを着せて、いざ丁稚さんとしての名前をつけましょうかのくだり。鶴の文字を取ってと考える旦那はんにそれは……と困り顔ででも控え目だけどしっかりいうことはいう梅吉ができる子でこまる。
 掃き掃除しながら船場言葉を練習する松吉。教えてあげる丁稚さん達がくそかわいい!そしてたどたどしさがれいこ本人の稽古場の苦労とかも思い起こしてにやにやしてしまう。そこに立ち寄る山城屋の旦那はん奥さんいとさん。ここでちゃんと梅吉は山城屋のいとさんのことを目線で追って気にしてるのがぎゃんかわ。宝塚版の銀二貫はおそらく梅吉の幼い頃の恋(初恋だとなおおいしいな)が実っとるわ!!狂喜乱舞しましたよね、正直。原作だとお商売のお付き合いで山城屋さんに気に入られて養子入りだからほぼおいっちゃんの描写はないんだけど。脚本演出こわい!うれしい!!
 山城屋さんの注文お届けを番頭さんに命じられて拭き掃除中から這って番頭さんにお願いごとをしにいく梅吉がかわいい。というか全般的に梅吉についてはこの先もかわいいしか言わないし言えないけど。お店の行き方を教えなきゃって先輩っぽい梅吉もだめっていわれてしゅんとなる梅吉もかわいくてもうどうしてくれよう。
 こいさんくらっち高音すげー。幼女の高音だわ。あと同じおかっぱなはずなのに前作の大ちゃんの彼女とは別人だった……。確実にぽとりと落ちる梅ヶ枝。まぁあんだけ飛び跳ねて出ていけば落ちる者なんでしょうか。そして落としものをあんなイケメンに拾われたい人生だったわ……そら恋もしますわな。

贔屓が好き過ぎて涙する2作品(重症)・前編

 11月の3連休は勤労した自分に感謝して自分を甘やかすをテーマに!っていうか雪組の全ツもバウも観たかったんだけど、沼との兼ね合いでここしかなかったのでチケットは気合で手配して行って参りました。梅田芸術劇場メインホールと宝塚バウホール

雪組全国ツアー 哀しみのコルドバ/La Esmelarda

 この前の宙組さんの全ツもそうだったのだけど、ゆうさん時代の花組でやった演目なんで知ってるのを今の現役が再演っていう既視感すごい。観たことある!ある!!ってなりながら客席でそわそわする。しかしメランコリック・ジゴロは私の愛した壮一帆様がご出演されていた演目だけど、哀しみのコルドバは出ていらっしゃらないのでそれでも割と落ち着いて(当社比)見られたわけですが。

 ざっくり感想を先に述べると星乃あんりちゃんが好きすぎて泣くという単なるキモヲタっぷりを遺憾なく発揮してしまった(完敗)。
 だって!あんなに!!かわいいこが!!!結婚したかったなぁ……って。消え入りそうな声で言うんですよ?観てるこっちがもらい泣きしてしまうわ!!あんなにかわいいアンフェリータを捨てて他の女に走るとか正座案件だからな(誰)。みゆちゃんに走ったちぎちゃんもしょうがないっていっちゃうきんぐパパもな(わたしの愛したきんぐあんりカップルはまさかの親娘というかたちで解散しました・号泣)。あんり嬢あまりお歌はお上手ではないのは承知してたけどアンフェリータのソロは彼女なりにうまく歌えてた。一花ねーさんと比べるのはほら実力というか格が違うから(ざっくりと事実は事実として述べるけど一花ねーさんには一花ねーさんのよさがあり、あんりにはあんりのよさがあるっていう話です)。しかしアンフェリータと結婚すればあんなかわいいこが嫁な上にきんぐさんが義父ですよ?断る理由が見つからないというかむしろ婿入りしたい。

 そして私の大本命大ちゃんはもう貴族専科っぷりが最近激しいんですけれども素敵だったわー。司法長官は文官だと思うんだけどパーティでは軍服っぽい正装なのはなぜ。それも素敵だったけども!(ごっそーさんっしたっっ)せしちゃんと大人の夫婦で(捨てられるけど)。咲ちゃんビセントに手袋投げつけたとき叫び出さずに抑え込んだ自分を褒めたい。かっこよすぎだろう(震)。またこうやって大ちゃんは客席を確実に(しかし本人は無意識に)堕としていくのだわ。

 そして翔ちゃん。咲ちゃん・ひとこが上がった分下がった感が否めないけど女に優しくて軽いイロオトコが似合いすぎてふああああってなんか変なもんを排出した気がする。黒髪に黒塗り似合うのはショーでわかってたけどスペイン男似合う!エリオ・リカルドの決闘シーンは立会人にオペラ固定でガン見してた。あと駅?かな出発のシーンでモテモテなのにさらっとさりげなくアンフェリータをエスコートするあたり大好きです!!
 アンフェリータはアルバロと付き合った方がしあわせになれたよって思った。あんなにかわいいこをあんなふうに泣かせたりはしなさそう。役付のせいもあるけどお衣装の色が地が暗色でレースの飾りが沈んで同化してるのが悲しかったなー。青のに黒レースとか茶に同色とか。反対色じゃダメだったのか。

 リカルドだいもん。ゆひさんがだいもんになる時代だぜ、と少し混乱したものの即立ち直りパーティシーンのお衣装見てだいもんがトップさんになったら風共やりましょうそうしよう!ってうきうきした。
 ああいう系統似合う!というか白い役をやるイメージではないのよね。ちぎちゃんが白い役がはまるから並ぶとバランスいいのだけど。れいこもだいもんと並ぶとバランスいいのは同じ理由だと思ってる。あとゆひさんのお役をやったせいかカサブランカとかも見てみたいかなーとか妄想が広がりました。
 あと。ぶたれたいですね!(いきなりのドM)

 ちぎみゆまとめて。花組のトップコンビとは2人ともタイプが異なるのではっきりと別物として構えて観れたのが個人的には良かった。ちぎちゃんのお歌は色々言われるけどちゃんと台詞として歌ってるのが伝わるから好きなんですけどね。上手くても演技になってなくてすっと耳を通り過ぎてしまうタイプの方もいるけれど。真実を告げられてからの痛々しさも似合うというか苦悩する役が二作続いてますけども似合うよなー。うつくしいひとになやませるのっていいわ。ちぎみゆもんの3人で歌うところの声の重なりが大好きで。みゆもんが歌で支えてちぎちゃんが感情前面に出してるように見えるのがすごく気持ちよかった。

 そしてフェリーペ大尉ひとこ。こわい。路線なのは知ってたけど思いっ切り上げてきた感。そして上げられてもそれに見合う立ち姿な。アンフェリータに森になるっていう一連のセリフが大好きです。でもアンフェリータはフェリーペには渡さん!(だからあんたなんなのよ)



 ショーは。博多座で大劇場版よりも人数少ないはずの振り分け版が暴力的な威力を発揮するのは学習してたはずなのに、またもややられて帰って参りました。なんなん雪組ほんと怖い。歌える子をことごとくバウに割いてるのにそれでもあれだけ。
 客席降りがやばすぎて白目ひんむきました。最初きんぐさんが元は銀橋ソロの部分で客席降りして思わず口から小声で零れるうらやましい…のことば。
 しかしそうそう羨んでもいられないのがこわいところで。
 全部上手の通路より後ろの席という天国だったので思う存分きゃーきゃーいってきました。翔ちゃんまじイケメン。だいもんは裏地見せすぎwwでも大喜びしたけどさ!普段俳優沼に棲息しているのでドアを係員が開けるのに敏感に反応してしまうので早く気づけて良かったです(小並感)

 シーレーンの出がまさかのれいこ→まなはる。同行者が狂喜乱舞してました。スカステ組なのでそれは稽古場レポで知ってたのだけどまなはるが長髪でくるかどうかが最大の関心事だったので上→下へ歩いて後ろ姿が確認できたときリボンに縦ロールきたーーーーと小躍りしました。似合う!なんとなくまなはるには少年感を感じてたんだけど王子様系もいけるっっ。

 がおりさん不在分をきんぐで埋めてくれてありがとうございますうううう。しあわせでした(絶命)。あといつものことだけど大ちゃんバイト(ではないけど)向いてない。カルメンのシーン手足の長い長身が1番後ろの立ち位置でも目立つ目立つ!!堪能させていただきました。ジーンズロールアップしてんのにその先の長さがひとり異常な長さであるよ。

 だいもんがきーらーいになりーたーいよもうだれもーしーんじらーれーないーって歌うけど信じられないのはだいもんだし雪組だよ、マジでなんなんとかっこいいにも程があるだろと半ギレして震えながら客席でシートに背中を押さえつけてなんとか自分を保とうとする全ツである。好きすぎてつらいわー。

 そして空いた分の枠を若手を上げたわけだけど、銀橋に並ぶと大ちゃんときんぐの釣りっぷりと比較するとぜんっぜん!って感じで。というか、特にきんぐさんがすごいんだけど会場一周軽く目線を送るだけなのにきっちり釣ってくるのよ(怖)。あのスキルはほんとにすばらしい。大喜びで釣られてますけど。大ちゃんときんぐの銀橋は釣りというより投網だと思います。効率の点で。基本的に他の組子が一本釣りに要する時間で軽く2回は投網投げて大漁!みたいな印象ですね。ほんとこわい。でもだいすき!!あのスキルが下級生に伝承されていきますようにと願っていますが、そうなったらこわいんで程々に伝承しますように。
 人数が減ってどうするのかなと思いきや赤い闘牛士風のお衣装がみなロングジャケットになって丈の短い子がいなくなってた。わーわーよかったねぇとにこにこしながら銀橋を眺める。ロングジャケットだけど飾りはついてなかった中堅組に飾りが付いてたり。でも1番きらきらしてる大ちゃんとシンメのきんぐさんは変わりなく安定。

 そしてショーでもれいこが抜けた分肝心なところはきっちりひとこあげ。スパンの5人口は4人に減らすのかなーとぼんやり思ってたのにライトピンクのひとこきたーーーーーー!!!!すげえ。大劇場でれいこが入ったときも95期怖いと震えたのにそれ以上ですよ。だけどその推されっぷりにもきっちり応えてくるあたりほんとおそろしーわ。ふたりとも。
 同行者がちぎちゃんの雪組は戦隊ものだからって言ってて妙に納得するスパンの5人。でもまさかのだいもん・れいこが女の子枠(最近の戦隊ものは女の子2枠ですからっ)翔ちゃんがブルー担当って言うのがしっくり来すぎる。もしくは5人かられいこ外してみゆちゃん入れて、れいこは金色枠(ニンニンの多和田枠)でもいけると思います。ゴバスの金色枠だとしたらきんぐかがおりなんだけどなーってこのネタは長くなるので適当にw

 曲名忘れたけどもエスメラルダの太陽〜って歌詞のちぎちゃん先頭に三角形に並んで踊るあれ。人数半分くらいなのに感じる圧が変わらないのがすごい。あとあれ手振り簡単なんてすごい踊りたくなって困る。振りは入ってるんですけどね(どうしたいの)。

 ラインダンス前のコメプリマが曲差し替えな上に退団したさらさ嬢のあとにまさかの文豪さはなまこさまきたーーーーー!ってかウェスト細っっっ。曲名存じ上げませんがこちらの曲も好き。ここの銀橋翔ちゃんに合ってると思う。あとお衣装のロングジャケットのふちにぐるりと付いてる刺繍が繊細で大好きです。

 パレード。空いた分上がったのがまなはるまでマラボー付いてる!っていう衝撃。階段2人降りは確定だと思ったけどお衣装を区別してくるとは思ってなかった。わーわーーー。スターさんだよ!まなはるまでこの位置と言うことはあすくんも可能性はあるというか固いわよねって思ったりもした。だがしかし。大ちゃんの隣に並べるのはやめてあげてください(身長差)




 と、ここまで書いてこんなに書くつもりじゃなかったと震える量。全ツよりもバウの方が吐き出したい量が多いんですけどどんだけ書くんだろうか。全ツで3800強書いたんで5000行く気がするというかそこに収まるのかどうか。これも最後のここをだらだら打ってるうちに4000文字超える気がするんで原稿用紙ぎっちり書いて10枚分実際はもっと多いのかって考えるとこわい。自分じゃなくて書かせる雪組がこわい。iPhoneで打ってるんで疲れます。でも書くけど。バウはノートパソコン立ち上げるかなー。
 そんなこんなで後編「あすくんまじ尊い」に続く!(予定は未定)

201510後半の感想まとめ

 個別に書いてないのを列挙。

 カレーライフ。チケット余りまくってましたねっていう敗北感がすごい。土日なのに真ん中通路から2列目までしか埋まらないとか。そんな入りなら上下の前列端を埋めるのやめてセンターブロック埋めた方が良かったんじゃないかな。出演者先行分30番台の前列ばっか来たけど見にくかった。ハコが大き過ぎたのか立地アクセスが悪すぎたのかって言ったら多分両方。キャパ半分くらいというかパルコ劇場くらいが丁度良かったんじゃないかなぁ。正直ブルーシアターはシートも座りにくいので行きたくないかなw 前の座席との間隔が狭くシートの幅が無駄に広い上に皮のシートなのにフラットでカーブがなくやたらと滑るというか姿勢が落ち着かない。いくら都内の劇場がクローズ関係して奪い合いとはいえあそこでやるんなら余程集客力のある作品とキャストでないと初楽以外は厳しかろう。ブルーシアターの入口導線なんであんなことになってんのかな。地元と揉めたんだろうかとか考えてしまう。どう考えても別地権者の駐車場を通り抜けなきゃ行けない上に駐車場入口の時点で1回スタッフにチケット見せなきゃいけないってふつうじゃないよ。二駅利用可能とはいえ遠いし1番近いと言われる麻布十番駅の出口が端っこ過ぎて駅構内移動が大変でHP掲載の時間は出口からの所要時間だからそんな時間じゃ着けないし。平日定時後社会人がダッシュできる会場ではないよね。周囲学校と大使館と高級住宅地っぷりで駅方面に戻らないとお茶もできないし。
 そして。そんなにリピートする作品だったかと言われれば実は微妙で空席と割引チケットに目も当てられず席を埋めに行ったに近いです。いい作品ではあったと思いますが。
 だがしかし。長濱くんがかっこよくて、またリストが増えそうです。滝口と丸山くん目当てで通ったのにー。気が付いたら長濱くんを目で追ってしまっていた。立ち姿に雰囲気があると思うんだけど。あと踊らせるともうダメだ。すてき。あの身長であんだけ踊れるのはいいなあ。

 宝塚宙組全ツ メランコリック・ジゴロ/シトラスの風Ⅲ
 まあさまの圧倒的な路線感と安定感。トップになるべくして育てられた方の輝きがただただ眩しかった。立ち姿も美しく踊れて歌えて演技力もあって破綻がない(褒めてます)。ものすごく安心して見ていられる。まあさまってご自身の輝きがすごいんだよなー。スターさんはかくあるべきっていう。
 そしてお目当てのゆりかこと真風氏。かっこいいのは当然なんだけど折角の二番手なんだからもっとこう大きくぐいっときていいのよって不足を感じる。まだ二作目だから慣れもあるかもしれないので待ちなさいと言うことかも知れませんが、まあさまの隣だと路線感が足りない。振りの大きさだとが立ち振る舞いの鷹揚さだとかいると思うんですよ。二番手になってこの先トップになり0番に立とうと言うのであれば。急に上げられたから経験値不足なのかなぁとか自覚しつつでもやはりすてき。たまらーん!以前ゆうさん時代の花組が中日・全ツと二度やっててスタンはえりたんがやってらしたから余計に思い入れが!!それをゆりかがやるなんてなんて俺得。

世界一かわいいくしゃみの絶対的センター

 タイトルから演目を推測できる方は素晴らしい。

 宝塚星組東宝GUYS AND DOLLSです。

 こっちゃんアデレイドがかわいすぎて足繁く通い詰めてしまい星組さん贔屓だったんだっけと言われる始末。でも総選挙*1あったらこっちゃんアデレイドにぶっ込めるくらいには好き。

 なにを置いてもこっちゃんアデレイドである。95期首席こわい。95期ってだけでもこわいのにww*2
 女役の声にムリがなく普段より高めの音程も難しい曲も難なく歌いこなすあたりもう圧倒されておわりだよ!あとお胸とおみ足な。そしてなにより女装の違和感のなさ!なんなの?!ねえ?!?!
 ネイサンは役としてはそんなに好きなタイプではないのにこっちゃんアデレイドがあんだけ惚れてるからかっこいいんじゃないかっていう補正がかかって好きになってくる始末。しかし婚約じゅうよんしゅうねんってアデレイドはいくつなの。20代後半かと思ってたけど、16で婚約したと仮定すると14年後は30なわけであんなにかわいいのにほぼ確実に三十路だなんて!せ、千年に一人の奇跡のアデレイドなんじゃね?(なにがいいたいのか←こっちゃんかわいい)当初26くらいかねーって思ってたけどそれだと婚約時じゅうにさいとかでまさかのネイサンロリ疑惑(殴)。

 こっちゃんこっちゃんいってますが、実際はみっきーBOTと化していた。オペラで追うのはみっきーである。しあわせになれそうだよね。素敵すぎて救世軍が出てくるとオペラを構えてしまうのでなんだか周囲とタイミングがずれすぎ。みっきーとコーヒーとドーナツでデートしたいってそれミスド?的なオチ。
 あと虎の威を借るではなくてまさこさんビッグ・ジュールの威を借るしーらん。ぎゃんかわ。ドロップのサングラスでいきがるかんじがもう撫で回したくなるくらいかわいくてしにそう。黒髪だから黒猫っぽいな。あと最後の結婚式シーンのシルバーフレームの眼鏡でしにました。やめてください。ピンポイントで狙われて*3殺傷能力高過ぎやしませんか。素敵すぎて!!!!おねがいけっこんして!!!!(自失)あと大階段の上手まさこさんの斜め後ろにしーらんとか。たまらん。めがしあわせ。

 またその手よー、そうよーーーーーっ(しーらんのメガネ)

*1:なんの?

*2:花・星・雪にさんれいのいるきゅうじゅうごきである

*3:メガネ教信者

ダンス・オブ・ヴァンパイア

 キャスト発表されてホイホイされてチケットおさえちゃったよねっていうTDV。本日2公演目でした。2階前列センター位置だったのでしあわせ!紙吹雪に塗れる座席。帝劇はサイドブロックになると千鳥配列がアダとなってまさかのゼロ番が見えないっていうびっくりな構造なんでできることなら通路から一列目とかのとにかく前と被らない席を必死で取りにいってますが。

 キャストでチケット押さえた理由は雪組のお姫様だった舞羽美海ちゃんと平方くん!の組合せにつきます。一公演以外見事にこのキャストは固定で取りました。あとはもう昨年末明治座るひまでかっ攫ってくださった上口耕平氏!(とソニン嬢のお胸)って書いて急に括弧内のせいで台なしになった感すごいな。

 平方くんにはなんの心配もなくというか期待しかない。声と歌が大好きなので。あとお衣装似合う!幅広ボーダーに赤いリボンタイとかかわいすぎて転げ回る。彼が出てくると即オペラを構えてしまうので周囲からはさぞお前の推しはわかった状態だったのではないかと。ヴァンパイアの牙にどきっとしました。あの甘めのお顔の口元から覗く牙って色気があるわねー。次はきっと王家の紋章ですね。
 みみちゃん!在団中より格段に歌が上手くなっててびっくりした!元から声質はヒロイン声だとは思ってたけど歌はあまりお得意ではないというのは了承してたんだけどまだまだのびしろがある感じ。場数踏めばまだまだいけるよーっていう期待しかない。でもまだちょっと不安定な部分があって、デュエットだと相手に引き摺られますね(誰にとはこのタイミングでは書かないがあとから書いちゃうよ)。ダンスはもう軽い軽い。お得意の!って感じで体重感じないんだよなー。って実際軽いんだろうけど。
 ヘルヘルこと上口氏。ポスターの百倍かそれ以上のあやしさと色気!すげえよ!彼へも期待しかなかったけどかるーく上回ってくるあたりやはり沼。衣装がすごくセクシーなんだけどそこに目がいかないくらいに本人の演技のインパクトがすごくてもう。出番は一幕終わりと二幕のみなのに残した印象が濃すぎるわ。丈の短いキャミにレースで透けたパンツ履いてるのにそこから色気よりもキャラの濃さが先に立つ。すげえ。ヘルヘルの衣装もボトムが超セクシーなはずなのにやっぱりキャラの濃さが先にくる。でもなーせっかくだからもっと歌って欲しかった。歌って踊れるって知ってるから余計に。カーテンコールはヘルヘルに向かって踊るし腕ものばしちゃうよね。天使にラブソングをも見に行っちゃうんだろうなー。


 だがしかし。ほめまくった前半に対して肝心の主役の方が*1もうなんていうんですか。年々劣化してませんか。ウィスパーボイスで抑えて歌うところはいいんだけど、声を張ってしまうともう何言ってるのかわからない。聞こえにくいだろうからスタッカート強めにきかせてるのが余計になにいってるのかわからなさを助長するっていう悪循環をそこにみた。歌詞が聞き取れないわリズム取りながら*2歌ってるのが見え見えだわ音程が揺らぐわ外すわで。申し訳ないが肝心のソロで眉間に皺が寄った。サラはアルフレートとのデュエットは伸ばして貰ってて上手く聞こえるのに、伯爵とのデュエットは不安定さに引き摺られててあれれれれってなる。階段のとこ。石川禅さん平方くんが朗々と歌い切っているから余計に主役がしっかりしてればなーと思わず言いたくもなる。サラは現実から逃れたかっただけで伯爵には惹かれてないよね。この配役だと。
 贔屓が出るというか舞台復帰作なので通うだろうけど現時点ではエドウィン・ドルードの謎 http://www.tohostage.com/edwin/ が不安しかないな。1010のプレビューも行こうとしてるのに。

*1:お名前は出さないやさしさ←そんなやさしさいるの?

*2:しかもそのリズムの取り方が微妙に見える

やっちゃいけないこと。

 言われなきゃわかんないのか、痛い目でも見なきゃわかんないのか。もはや苦言を呈する気力もなくて単に軽蔑の目で見て終わりにしようとしているけれど。
 おとながやることとしてそれはどう?って思うことが舞台関連で多いです。

 とりあえず転売厨だけは滅びてくれと思ってますが。他の人もやってることだよってそれどんな開き直りなの。ねえ?そうやって互いに行きもしないチケット買って転売して肝心な行きたい公演のチケットは買えずにいるのって滑稽だと思わないのかしら。人気があるんじゃなくて見苦しいファンが多いだけに見えるけど。ご本人に届きもしない金を払ってなんになるのか、それ。あとはまあ良席良席って拘るのも見苦しいっていうか認知でもされたいわけ?そういうこと言う人にはチケット渡したくないわってのが本音なのだけど。
 そんなことも目に入らないくらい盲目的に過ごしてらっしゃるのであれば軽蔑を通り越して侮蔑するしかないな。単に金に目がくらんでるようにも見えるしそれこそ見苦しいじゃなくて単に卑しいって話だわ。

 人間諦めも肝心よって思うけど最近諦める前にチケット手元に揃うからそれを自分が言うのは傲慢なのかな。

炎の蜃気楼 昭和編 瑠璃燕ブルース

 トキエン事務所推し。なのかどうなのか。どちらかというと三つ子の魂百までが正解。同人やってたジャンルに一周ぐるっと回って俳優沼で再会するよっていう(同様に同人やってたジャンルにヅカでも再会するんだけど(剣心))、私の業は連鎖しているとしか言い様がない。にじゅういっせいきこわい。

 原作はあれでこれでそれでっていうか、個人的には気持ちが落ち着いてるときに読まないと浮沈がというか沈んだら浮かび上がれない重さを持った作品だったのですが、それでも大好きで本編も派生の邂逅編、幕末編、昭和編としっかり追ってきてたんですけども。
 まさかの俳優沼で割と推してる部類の俳優さんが主演するとは思わなかったよにじゅういっせいき!!

 前作は自分の中でいろいろと割り切れなくて原作は好きだし俳優さんももちろん好きなんだけど、こんなことやっていただいていいんですかねっていう遠慮?葛藤?みたいなものに負けてたんですが。
 すべては翔さんの立ち姿とあらまっきーの外見からは想像もつかない直江っぷりに負けました。もう目が離せないって言うか景虎直江主従だよあなたがた(絶句
 あらまっきーの中になんか怖いくらいちゃんと直江がいる気がする。本編読破した感は感じるけどもかといってそれを演じるとなるとまた別の話しであんなかわいいこの中にあんなめんどくさいのがいんのかーと思うと客席で眺めてるだけなのにわたしがたいへんです。
 翔さんは元々醸し出す雰囲気というかとても色気のある方なのですが、レガーロの制服に髪をあげてメガネかけるとやばい。なんかスイッチ押されそうです。なんのスイッチかは知らないけど。そりゃ直江も執着するわ。本編だと直江が年上だからまだしも(まだしもなの?)、昭和編は年下なものだからなぜか直江を応援?したくなるっていう。あんなめんどくさいのの背中はできることなら押したくないが、あらまっきーが演じると押したくなるよ!

 さて。今作から登場のイチオシ安田長秀様!というか藤本涼様格好良すぎて平伏しかできない。長秀はそうだよ!そうなんだよ!そういう感じだしそういうこというしそういうことするよねーーーーーって全力で同意しながら見ちゃう。アフタートークやイベントのご本人コメント伺っても一作目でこんだけ掴んでるってどんだけよと震えてしまうのだけども。ほんとーーーーーっに安田長秀・宮路良役を演じてくださってありがとうございますとしか言えない。


 そして、原作25周年のお誕生会イベントも参加させていただきましたが通路一列目だったんでOPから大はしゃぎのハイタッチである。奥の席だったら舞台ジャンルに棲息する者として絶対に立ち上がったりはできなかっただろうけども、手を伸ばすだけで夜叉衆も信長様も蘭丸も!っていう。天国か。そうか。長秀のなかのひととハイタッチとかもうそろそろ死期が近づいてきたんじゃないかとか錯乱しかけましたけどもそれくらい理想の長秀なんだよ藤本さん。(でもご本人は接触系は慣れてないのか苦手なのかちょっと躊躇してたような。後者だったら申し訳ないなーとか思いつつその様も愛でる!っていうタチの悪いファンっぷりであるよ)
 あとはもうラブ・ミー・テンダーの例のシーンと大人の本気(というかトライフルの本気)に膝から崩れ落ちたりとかしてしまったわけで。
 ほんとにじゅういっせいきこわい!