己の欲望から目を逸らすな。

 出されたお皿は綺麗に食べつくしたい。提供されたテーブルごと。例え脚本・演出がそこまで求めなくても勝手に食らいつくす。そんな客でありたい。

 というわけで。宙組東宝 Shakespeare/HOT EYES‼︎である。
 ショーの客席降りで存分に釣られようとこころの準備をしていったのに、まんまと1本づりにあってきました。
 ずんちゃんこわい。
 こころの準備=もんち席だと思っていた→実際の釣果=ずんちゃん席でした。やばいね。なんなのあのきらっきらなこ……。俺を見ろ!っていうかなんていうか眩しいのに目をそらせないんですよここで見とかないと後悔するぞ自分ってなって。周囲に目を配る隙を与えられなかった。ほんともうずんちゃんしか見えない。こわい!!でも、好き!!!!!
 わたしはほんとうに自分の気の多さに助けられているというか、おかげで愉しみが多くて助かります。

 スカステの初日映像やらなんやらで、宙組さんホッタイはまあまか推しなんですねっ了解してますよーって前提で行ったのに、その前のShakespeareで愛ずんかよ!!!!ってなった自分を褒めたい。
 おのれの欲望に忠実に。目にうつるものが真実だ。きっと。
 学年順に書いたから愛ずんって書きましたけど、目にうつったのはずん愛だったように思う。*1 ずん愛の方が欲望と背徳感が増して非常に美味しくいただけたのでそう受け取ることにします。もうね、あそこソファ?っていうか寝椅子?しか見えないからね。見たいものを見る素直な性格だからね?!とにかくずんちゃんの艶というか退廃感が半端なかった。登場のときのあの凜とした伯爵様がなんて色気を垂れ流されるの。ごちそうさまでしたっっ。なんなの、ねえ、きゅうじゅうごき……。西では蒼紫様、東ではデヴァルー伯。こわいって言いながらよろこんで躍らされてますけども。

 というわけで予想外のインパクトはずん様*2なわけなんですが、大本命あっきーはほんと素敵で。
 あの時代のお衣装たまらん!で!す!よ!!片方の肩にかけるマントいいっすよね……しみじみ。動きに応じてひらめくマントの裾をひたすら愛でていたように思います。
 ホープはお衣装がパターン多くて眼福。覚えてるだけで4着なんだけどこれで合ってるのかな。OPからの全部共布のパリス衣装→そらくんとお揃いのグリーンの衣装→五月祭の花冠衣装→酒場で着てるブルーのマントにブラウン系のお衣装。男役さんの花冠が見れるとか妄想が現実になる感すごい。しかも花冠に花飾りベルト。ツボを押されまくってくやしい。よーく見ると生地がドット模様なのもかわいい!五月祭のシーンはパリス衣装で周りが花冠なのにあっきーは違ってて(´・ω・`)ってなるんだけども後半の舞台シーンで花冠きたーーーーーー!!(*´ω`*)ってなるわけですよ。思わず顔文字も使うわ!!後半のブルーのマントのお衣装の配色が好き。あっきーといえば青!ってイメージもあるしすこしくすんだブルーなのもいいよねー。アンにひたすら拒まれるあっきーもかわいいし、五月祭でアンを追いかけてカラフルなリボンにからまっちゃうのもかわいいし、そらくんに対する抱擁力な旦那様なあっきーも素敵だし、花冠はなんで舞台写真ないの?!だし、青いマントはやばいしもう眼福過ぎてたおれる。だがしかしここで倒れたらホッタイが見れないから気力で持ちこたえろ!客席も必死である。あきさまロイヤル過ぎてジョッキ持たれる姿に違和感を感じる。あきさまがジョッキ……いいんですか。
 まぁあんなに素敵な役者さんいらっしゃったら破産するまで貢ぎそうで困りますよねーーーとりあえず定期は解約するなってあきさまご本人がまさに役者さんだったわ。HA☆SA☆Nするの?わたし??
 そしてもはや別格としていぶし銀のごとく演じてらっしゃるりんきら様。ウィリアム・セシルに恋をしました。権力に素直に従いたい。長いものには巻かれろというかりんきらセシル様に巻かれたい。ぐるんぐるんに。演劇は好きだけどセシル様がおっしゃるなら(照////)。
 ゆりかちゃん、もといジョージ。ヒゲが似合い過ぎて困る。そしてゆりかうららのうつくしさよ!!!!!!ゆりかちゃんの組み替えはこのためだったかと思ってしまうほどにぴったりはまる美男美女っぷり。うつくしさはせいぎ!ってなって抗えないなにかがありました。唆すゆーりさまのうつくしさったらないな!そして観劇後しばらく口癖になってしまった、書くんだ俺のために!!(むしろ生田先生に言いたい)
 愛ちゃん。ロン毛に貴族衣装が似合い過ぎてこの長身美形が!!しかもずん愛かよ!!って半キレ気味になってたのに、白ドレスで一気に記憶が塗り替えられてしまった。きれいなのにセリフを発するとあれでそれでこれ。愛ちゃんで思い出されるのがタカスペ2014レットバトラーモンテクリスト伯の女装と今回の白ドレスなんで責任とってください。あと七海さんを励ますためにネズミのモノマネをする愛ちゃんな。

 あとは気になったことを列挙。

  • 気がつくとさおを見てる。OP市民のシーンも気がつくとさおを見てた。なんなのさおの引力。
  • まっぷーの父親っぷり。ダメ親父なんだけど後半切なさも背負っててたまりません。
  • まどかちゃんを推して上げていきますよという明確な意志を受け取りました。けどもショーでさらなる強い意志を受け取ることになるとは。
  • せーこさん!少年っぷりがかわいい。そして似合う!ぽっぷあっぷ見てから観劇してるんで倍楽しめた!自毛だっておっしゃってたけど襟足隠してるからほんと短く見えるよね…。
  • せーこさんとそらが男性俳優が演じる女役枠ってことですね。きれいな女役のせーこさんと、おとこまえな女役のそら。対比がおもしろい。
  • りくそら。きゃわ!きゃわ!!
  • そしてまたもやさお。宮廷のシーンでもさおに気付く自分がいやだっていうかもう好きって認めなさいってことかよ。
  • 美穂エリザベス女王様。そりゃ覇権も獲れますわ。とれなきゃおかしい。そして若者侍らかしても負けない威厳。すばらしい。そりゃりんきらセシル様もお仕えしちゃいますよね。

 そして忘れちゃいけないトップコンビまあみり。あれですよ。劇中劇→仮面を外したアンの告白でもう泣いちゃったんだけど疲れてたのかなわたし。静かに涙が流れて、ああいいなって思ったんですよ。ちゃんと悔いるところは悔いて、さみしさも伝えて、それでも好きなものは好きと言って。承前の結果としてすとんと気持ちが落ちてきたという印象です。
 そしてまあさまが眩しい。発光するスター様であらせられる。いまの宙組はこうなんだよと提示されて素直に受け取れる。みんな好きだから葛藤がなかったといえば嘘なんだけど、いまの宙組も好きですと伝えられる。そんな気持ちにさせてくれたのはまあさまだからだと思うんだ。*3 もっと早くそうなりたかったのに、全ツは演目出た時点で喪失感とたたかわざるをえなかったし。*4


 そんな重さも抱えつつ。
 ショーの感想。冒頭にも書いたけど。

 ホッタイなあっきー。ってか澄輝7を見にきてる訳ですから!!記憶の大半があっきーとずん、そしてさお。ここでも名前を出さざるを得ないさお。この子踊らせるとほんと目を惹くから困るんだってば。でもわたしはSAYATO担。そこはぶれないのが素直な性格である。

 澄輝7やばかった。
 もう好きなだけやってちょうだい。彼らも中堅というより上級生枠になってきたんだなとしみじみとする余裕なんかないっていうか、おにーさん方色気振り撒き過ぎだから!もうちょい出し惜しんで!!好きなだけやれと言ったり出し惜しめと言ったりどうしたいのかわかんないけどそのときどきのテンションってことで。
 SAYATO様ほんと素敵だしロイヤルだしセンターしかないし!!!両サイドにりくりんきらとか天国だし!!
 最前列のチケットが死ぬほど欲しいし、いざとなったらお財布的に積めなくはないんだけど、命が惜しい。*5しばらく魂抜けて戻ってこれないよあんなの眼の前で見せられたら。げんじつつらいと独りごちながら2週間くらい放心するな。少し離れたところで必死に意識を保ちつつガン見がちょうどいい気がしてくるから不思議。
 SAYATO様派生ユニット(?)のあきせーこも素敵でしたああああああ(倒)。

 そして期待のまあまか。のはずがさおとかなこの女装だとおおおおおおお。しかもでかいけどびじん。やっぱでかいけど。びじんなものはびじん。その2人がまあまかに絡んでるじゃないのよおおおおおおおおおお。0番でまあまか展開されてる、なのに下手に座るさおかなこも見たい!ってなって困るんで、ものは相談なんですけど離れないで貰えませんかね、って。
 このまあまかのすごいところは普通まかまあってなりそうなところを、ガンガン攻めていけるまあさまですよ!!ゆりかを受にまわさせるってすごいわってなる。さすがまあさまゆりかさえもおとしてしまわれるのねと納得せざるを得ない。今回ぱっと見の印象と逆転するCPに劇*6もショー*7も翻弄されてて楽しい。

 正確に把握はしてないというか動揺のあまり記憶があやふやなんだけど白のフリルロングシャツに白のパンツのお衣装ってマイドリのと同じ?ような??着回し??な気がしたところで動揺してよくわかんなくなるっていう。次回はもうちょい冷静に見ていられるかしら。自信ないけど。

 さて。ショーについても列挙。

  • やはり気付くとさおを見てた。客席降り以外は。なんの引力なの。
  • まっぷーのダルマ。ピンクのお衣装がまぶしいけど、御御足を堪能させていただけるうえに、りんきらまっぷーとかごちそうさまでした!!!!
  • うららがうつくしい。やはりビジュアルって言うのは強力な武器である上に、ゆりかと並べると倍率ドン!更に倍!みたいな感じになるよねぇ。
  • せーこさん→美穂お姉さまの歌い継ぎが贅沢すぎて!!
  • タカニュでもんちの振付講座で振り入れできてるのに、目の前のずんに必死で手振りしてる場合じゃなかった。そして残る観劇予定もどう考えても目の前や隣の通路に必死になる席ばかり引き当てたので振りを劇場で活用する日は来ない気がする。
  • まあさまはやっぱダンサーだった。ステージに一人素足でブルー→裾へホワイトになっていくうつくしいジャケットスーツでひらひら舞い踊る様がほんとうにうつくしい。
  • そして割とけったいなはずの瞳モチーフの衣装を着こなしてしまうジェンヌ様がすごい。
  • 獣なシーンはそらとさおばかり見てた。そしてみりおんほっそ!!あのシーン愛ちゃんがもうちょいインパクト欲しいなぁ。
  • みかんぼうや♡かわいかったし、全部踊りきるそらがすごい。
  • 劇よりも明確にまどか嬢を上げますよと知らしめるトップ2-3番手のトリプルデュエダン。うおお愛ちゃんおめでとうと思いきやお相手まどか嬢!?!?えええええええすごいなこれはってなって終わりました。研1新公ヒロ・バウヒロときてトリプルデュエダンってことは東上ヒロもやっちゃうかも?というかやるんだろうなと思わせますよね。

*1:左右の記載順に意味のあるソレだ。

*2:敬称付けましたね

*3:って2作目でようやっと言えるってファン心理ってほんと面倒。

*4:勝手にたたかってろって話だけどまとえりでやったメランコリック・ジゴロに、りかちーかい中日でやったシトラスの風ですよ。そりゃあもう誰もいないってなるよ……まあまかを楽しむつもりがなんて演目ぶつけてくんのよーって。

*5:心配するのそこなの?

*6:ずん愛

*7:まあまか