贔屓が好き過ぎて涙する2作品(重症)・前編

 11月の3連休は勤労した自分に感謝して自分を甘やかすをテーマに!っていうか雪組の全ツもバウも観たかったんだけど、沼との兼ね合いでここしかなかったのでチケットは気合で手配して行って参りました。梅田芸術劇場メインホールと宝塚バウホール

雪組全国ツアー 哀しみのコルドバ/La Esmelarda

 この前の宙組さんの全ツもそうだったのだけど、ゆうさん時代の花組でやった演目なんで知ってるのを今の現役が再演っていう既視感すごい。観たことある!ある!!ってなりながら客席でそわそわする。しかしメランコリック・ジゴロは私の愛した壮一帆様がご出演されていた演目だけど、哀しみのコルドバは出ていらっしゃらないのでそれでも割と落ち着いて(当社比)見られたわけですが。

 ざっくり感想を先に述べると星乃あんりちゃんが好きすぎて泣くという単なるキモヲタっぷりを遺憾なく発揮してしまった(完敗)。
 だって!あんなに!!かわいいこが!!!結婚したかったなぁ……って。消え入りそうな声で言うんですよ?観てるこっちがもらい泣きしてしまうわ!!あんなにかわいいアンフェリータを捨てて他の女に走るとか正座案件だからな(誰)。みゆちゃんに走ったちぎちゃんもしょうがないっていっちゃうきんぐパパもな(わたしの愛したきんぐあんりカップルはまさかの親娘というかたちで解散しました・号泣)。あんり嬢あまりお歌はお上手ではないのは承知してたけどアンフェリータのソロは彼女なりにうまく歌えてた。一花ねーさんと比べるのはほら実力というか格が違うから(ざっくりと事実は事実として述べるけど一花ねーさんには一花ねーさんのよさがあり、あんりにはあんりのよさがあるっていう話です)。しかしアンフェリータと結婚すればあんなかわいいこが嫁な上にきんぐさんが義父ですよ?断る理由が見つからないというかむしろ婿入りしたい。

 そして私の大本命大ちゃんはもう貴族専科っぷりが最近激しいんですけれども素敵だったわー。司法長官は文官だと思うんだけどパーティでは軍服っぽい正装なのはなぜ。それも素敵だったけども!(ごっそーさんっしたっっ)せしちゃんと大人の夫婦で(捨てられるけど)。咲ちゃんビセントに手袋投げつけたとき叫び出さずに抑え込んだ自分を褒めたい。かっこよすぎだろう(震)。またこうやって大ちゃんは客席を確実に(しかし本人は無意識に)堕としていくのだわ。

 そして翔ちゃん。咲ちゃん・ひとこが上がった分下がった感が否めないけど女に優しくて軽いイロオトコが似合いすぎてふああああってなんか変なもんを排出した気がする。黒髪に黒塗り似合うのはショーでわかってたけどスペイン男似合う!エリオ・リカルドの決闘シーンは立会人にオペラ固定でガン見してた。あと駅?かな出発のシーンでモテモテなのにさらっとさりげなくアンフェリータをエスコートするあたり大好きです!!
 アンフェリータはアルバロと付き合った方がしあわせになれたよって思った。あんなにかわいいこをあんなふうに泣かせたりはしなさそう。役付のせいもあるけどお衣装の色が地が暗色でレースの飾りが沈んで同化してるのが悲しかったなー。青のに黒レースとか茶に同色とか。反対色じゃダメだったのか。

 リカルドだいもん。ゆひさんがだいもんになる時代だぜ、と少し混乱したものの即立ち直りパーティシーンのお衣装見てだいもんがトップさんになったら風共やりましょうそうしよう!ってうきうきした。
 ああいう系統似合う!というか白い役をやるイメージではないのよね。ちぎちゃんが白い役がはまるから並ぶとバランスいいのだけど。れいこもだいもんと並ぶとバランスいいのは同じ理由だと思ってる。あとゆひさんのお役をやったせいかカサブランカとかも見てみたいかなーとか妄想が広がりました。
 あと。ぶたれたいですね!(いきなりのドM)

 ちぎみゆまとめて。花組のトップコンビとは2人ともタイプが異なるのではっきりと別物として構えて観れたのが個人的には良かった。ちぎちゃんのお歌は色々言われるけどちゃんと台詞として歌ってるのが伝わるから好きなんですけどね。上手くても演技になってなくてすっと耳を通り過ぎてしまうタイプの方もいるけれど。真実を告げられてからの痛々しさも似合うというか苦悩する役が二作続いてますけども似合うよなー。うつくしいひとになやませるのっていいわ。ちぎみゆもんの3人で歌うところの声の重なりが大好きで。みゆもんが歌で支えてちぎちゃんが感情前面に出してるように見えるのがすごく気持ちよかった。

 そしてフェリーペ大尉ひとこ。こわい。路線なのは知ってたけど思いっ切り上げてきた感。そして上げられてもそれに見合う立ち姿な。アンフェリータに森になるっていう一連のセリフが大好きです。でもアンフェリータはフェリーペには渡さん!(だからあんたなんなのよ)



 ショーは。博多座で大劇場版よりも人数少ないはずの振り分け版が暴力的な威力を発揮するのは学習してたはずなのに、またもややられて帰って参りました。なんなん雪組ほんと怖い。歌える子をことごとくバウに割いてるのにそれでもあれだけ。
 客席降りがやばすぎて白目ひんむきました。最初きんぐさんが元は銀橋ソロの部分で客席降りして思わず口から小声で零れるうらやましい…のことば。
 しかしそうそう羨んでもいられないのがこわいところで。
 全部上手の通路より後ろの席という天国だったので思う存分きゃーきゃーいってきました。翔ちゃんまじイケメン。だいもんは裏地見せすぎwwでも大喜びしたけどさ!普段俳優沼に棲息しているのでドアを係員が開けるのに敏感に反応してしまうので早く気づけて良かったです(小並感)

 シーレーンの出がまさかのれいこ→まなはる。同行者が狂喜乱舞してました。スカステ組なのでそれは稽古場レポで知ってたのだけどまなはるが長髪でくるかどうかが最大の関心事だったので上→下へ歩いて後ろ姿が確認できたときリボンに縦ロールきたーーーーと小躍りしました。似合う!なんとなくまなはるには少年感を感じてたんだけど王子様系もいけるっっ。

 がおりさん不在分をきんぐで埋めてくれてありがとうございますうううう。しあわせでした(絶命)。あといつものことだけど大ちゃんバイト(ではないけど)向いてない。カルメンのシーン手足の長い長身が1番後ろの立ち位置でも目立つ目立つ!!堪能させていただきました。ジーンズロールアップしてんのにその先の長さがひとり異常な長さであるよ。

 だいもんがきーらーいになりーたーいよもうだれもーしーんじらーれーないーって歌うけど信じられないのはだいもんだし雪組だよ、マジでなんなんとかっこいいにも程があるだろと半ギレして震えながら客席でシートに背中を押さえつけてなんとか自分を保とうとする全ツである。好きすぎてつらいわー。

 そして空いた分の枠を若手を上げたわけだけど、銀橋に並ぶと大ちゃんときんぐの釣りっぷりと比較するとぜんっぜん!って感じで。というか、特にきんぐさんがすごいんだけど会場一周軽く目線を送るだけなのにきっちり釣ってくるのよ(怖)。あのスキルはほんとにすばらしい。大喜びで釣られてますけど。大ちゃんときんぐの銀橋は釣りというより投網だと思います。効率の点で。基本的に他の組子が一本釣りに要する時間で軽く2回は投網投げて大漁!みたいな印象ですね。ほんとこわい。でもだいすき!!あのスキルが下級生に伝承されていきますようにと願っていますが、そうなったらこわいんで程々に伝承しますように。
 人数が減ってどうするのかなと思いきや赤い闘牛士風のお衣装がみなロングジャケットになって丈の短い子がいなくなってた。わーわーよかったねぇとにこにこしながら銀橋を眺める。ロングジャケットだけど飾りはついてなかった中堅組に飾りが付いてたり。でも1番きらきらしてる大ちゃんとシンメのきんぐさんは変わりなく安定。

 そしてショーでもれいこが抜けた分肝心なところはきっちりひとこあげ。スパンの5人口は4人に減らすのかなーとぼんやり思ってたのにライトピンクのひとこきたーーーーーー!!!!すげえ。大劇場でれいこが入ったときも95期怖いと震えたのにそれ以上ですよ。だけどその推されっぷりにもきっちり応えてくるあたりほんとおそろしーわ。ふたりとも。
 同行者がちぎちゃんの雪組は戦隊ものだからって言ってて妙に納得するスパンの5人。でもまさかのだいもん・れいこが女の子枠(最近の戦隊ものは女の子2枠ですからっ)翔ちゃんがブルー担当って言うのがしっくり来すぎる。もしくは5人かられいこ外してみゆちゃん入れて、れいこは金色枠(ニンニンの多和田枠)でもいけると思います。ゴバスの金色枠だとしたらきんぐかがおりなんだけどなーってこのネタは長くなるので適当にw

 曲名忘れたけどもエスメラルダの太陽〜って歌詞のちぎちゃん先頭に三角形に並んで踊るあれ。人数半分くらいなのに感じる圧が変わらないのがすごい。あとあれ手振り簡単なんてすごい踊りたくなって困る。振りは入ってるんですけどね(どうしたいの)。

 ラインダンス前のコメプリマが曲差し替えな上に退団したさらさ嬢のあとにまさかの文豪さはなまこさまきたーーーーー!ってかウェスト細っっっ。曲名存じ上げませんがこちらの曲も好き。ここの銀橋翔ちゃんに合ってると思う。あとお衣装のロングジャケットのふちにぐるりと付いてる刺繍が繊細で大好きです。

 パレード。空いた分上がったのがまなはるまでマラボー付いてる!っていう衝撃。階段2人降りは確定だと思ったけどお衣装を区別してくるとは思ってなかった。わーわーーー。スターさんだよ!まなはるまでこの位置と言うことはあすくんも可能性はあるというか固いわよねって思ったりもした。だがしかし。大ちゃんの隣に並べるのはやめてあげてください(身長差)




 と、ここまで書いてこんなに書くつもりじゃなかったと震える量。全ツよりもバウの方が吐き出したい量が多いんですけどどんだけ書くんだろうか。全ツで3800強書いたんで5000行く気がするというかそこに収まるのかどうか。これも最後のここをだらだら打ってるうちに4000文字超える気がするんで原稿用紙ぎっちり書いて10枚分実際はもっと多いのかって考えるとこわい。自分じゃなくて書かせる雪組がこわい。iPhoneで打ってるんで疲れます。でも書くけど。バウはノートパソコン立ち上げるかなー。
 そんなこんなで後編「あすくんまじ尊い」に続く!(予定は未定)