炎の蜃気楼 昭和編 瑠璃燕ブルース

 トキエン事務所推し。なのかどうなのか。どちらかというと三つ子の魂百までが正解。同人やってたジャンルに一周ぐるっと回って俳優沼で再会するよっていう(同様に同人やってたジャンルにヅカでも再会するんだけど(剣心))、私の業は連鎖しているとしか言い様がない。にじゅういっせいきこわい。

 原作はあれでこれでそれでっていうか、個人的には気持ちが落ち着いてるときに読まないと浮沈がというか沈んだら浮かび上がれない重さを持った作品だったのですが、それでも大好きで本編も派生の邂逅編、幕末編、昭和編としっかり追ってきてたんですけども。
 まさかの俳優沼で割と推してる部類の俳優さんが主演するとは思わなかったよにじゅういっせいき!!

 前作は自分の中でいろいろと割り切れなくて原作は好きだし俳優さんももちろん好きなんだけど、こんなことやっていただいていいんですかねっていう遠慮?葛藤?みたいなものに負けてたんですが。
 すべては翔さんの立ち姿とあらまっきーの外見からは想像もつかない直江っぷりに負けました。もう目が離せないって言うか景虎直江主従だよあなたがた(絶句
 あらまっきーの中になんか怖いくらいちゃんと直江がいる気がする。本編読破した感は感じるけどもかといってそれを演じるとなるとまた別の話しであんなかわいいこの中にあんなめんどくさいのがいんのかーと思うと客席で眺めてるだけなのにわたしがたいへんです。
 翔さんは元々醸し出す雰囲気というかとても色気のある方なのですが、レガーロの制服に髪をあげてメガネかけるとやばい。なんかスイッチ押されそうです。なんのスイッチかは知らないけど。そりゃ直江も執着するわ。本編だと直江が年上だからまだしも(まだしもなの?)、昭和編は年下なものだからなぜか直江を応援?したくなるっていう。あんなめんどくさいのの背中はできることなら押したくないが、あらまっきーが演じると押したくなるよ!

 さて。今作から登場のイチオシ安田長秀様!というか藤本涼様格好良すぎて平伏しかできない。長秀はそうだよ!そうなんだよ!そういう感じだしそういうこというしそういうことするよねーーーーーって全力で同意しながら見ちゃう。アフタートークやイベントのご本人コメント伺っても一作目でこんだけ掴んでるってどんだけよと震えてしまうのだけども。ほんとーーーーーっに安田長秀・宮路良役を演じてくださってありがとうございますとしか言えない。


 そして、原作25周年のお誕生会イベントも参加させていただきましたが通路一列目だったんでOPから大はしゃぎのハイタッチである。奥の席だったら舞台ジャンルに棲息する者として絶対に立ち上がったりはできなかっただろうけども、手を伸ばすだけで夜叉衆も信長様も蘭丸も!っていう。天国か。そうか。長秀のなかのひととハイタッチとかもうそろそろ死期が近づいてきたんじゃないかとか錯乱しかけましたけどもそれくらい理想の長秀なんだよ藤本さん。(でもご本人は接触系は慣れてないのか苦手なのかちょっと躊躇してたような。後者だったら申し訳ないなーとか思いつつその様も愛でる!っていうタチの悪いファンっぷりであるよ)
 あとはもうラブ・ミー・テンダーの例のシーンと大人の本気(というかトライフルの本気)に膝から崩れ落ちたりとかしてしまったわけで。
 ほんとにじゅういっせいきこわい!